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完全オーダースーツの進め方:採寸から仕上げまで

完全オーダーのスーツは、既製品とどう違うのか。よく聞かれる質問です。一番の違いは、体型の特徴に合わせてパターンを引き直すことです。左右の肩の高さの違いや、姿勢の傾きも採寸時に記録し、仕立てに反映します。
採寸で確認すること
採寸では、胸囲・ウエスト・ヒップ・肩幅・袖丈・着丈などの基本的な寸法に加え、体型の癖を確認します。猫背気味の方は背中の丈を長めに、なで肩の方は肩の傾斜を調整するなど、数値だけでは表せない部分を観察します。
着用シーンも重要な情報です。ビジネス用途か礼装か、室内が多いか屋外が多いか。これによって生地の重さや裏地の選択が変わります。
生地選びの段階
採寸の後、または同日に生地を選びます。サンプルを実際に手に取り、光にかざして色の見え方を確認していただきます。生地の重さや落ち感は、着用時のシルエットに直接影響します。
取り寄せ可能な生地の種類は季節によって変わります。秋冬はウールフランネルやツイード、春夏はリネンやコットン混紡が中心です。
仮縫いの役割
仮縫いは、パターンが体型に合っているかを確認する工程です。仮の縫い代で組み上げた状態で着用していただき、シルエットや着用感を確認します。言葉にしにくい違和感は、動きながら確認していただく方法をとっています。
仮縫いは最低1回行います。体型の変化が大きい場合や、細かい調整が必要な場合は2回行うこともあります。
仕上げと受け渡し
仕上げ後は必ず着用確認をお願いしています。仕上がりを確認してからお渡しするため、郵送での受け渡しは行っていません。受け渡し時に気になる点があれば、その場でお伝えください。
完全オーダーの納期は、6週間以上が目安です。着用日が決まっている場合は、早めにご相談いただくと余裕を持って進められます。
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